山梨名物といえば?

広大な草原

晴れた日には遠く富士山の威容も眺めることができる山梨エリア。甲府市を中心に、温泉やご当地グルメなどを楽しめるスポットがたくさんあります。
そんな山梨を旅行する際にぜひ味わっておきたいのが、ここで本場をいただくことができる郷土料理にして名物料理となっている「ほうとう」です。とりわけ冬の山梨旅行には、欠かせないグルメのひとつといっていいでしょう。
「ほうとう」は、太く平べったい麺をさまざまな野菜とともに味噌ベースのスープで煮込んだ料理で、寒い冬には芯からあたたまる一品として知られています。
山梨県内には専門店もいくつかあり、情報サイトを利用すれば人気の専門店を見つけることができるでしょう。

「ほうとう」は、味噌のうまみと野菜のうまみが太麺と絶妙に絡み合い、お腹いっぱい堪能できる料理ですが、基本的にはシンプルな料理ということで昔からよく食されてきたものとなっています。
たとえば戦国時代には、山梨を領土の一部として精強を誇った武田信玄麾下の武将たちが、陣中で「ほうとう」をよく食していたようです。
保存がきく麺と味噌を兵糧として運び、行く先々で野菜をとり、鳥などを狩りでしとめ、陣を敷いて鍋に火をかけ、「ほうとう」を作って旅の疲れを癒し、戦いへの英気を養っていたと言います。
栄養豊富な味噌、ふんだんな野菜、しっかり体力をつけることができる太麺などが相まって武将たちは力を存分に蓄えることができました。
武田軍が戦国時代のある時期まで日本最強の名をほしいままにしていた理由のひとつは、今私たちが気軽に味わえるグルメであり、料理人の皆さんが腕によりをかけ、各店が工夫をこらした味で楽しませてくれる「ほうとう」にあったのだと言えるでしょう。